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膵臓がん
膵臓がん(すいぞうがん:膵臓癌)とは、主に膵管上皮に発生するガンの一つで、早期発見が非常に難しいガンです。実際に膵臓ガンが発見されるときは、かなり進行している段階であるケースが多いのが特徴です。発生部位によって膵臓頭部ガン、膵臓体部ガン、膵臓尾部ガンに分類されます。スポンサーリンク
膵臓がんとは
内分泌と外分泌の2つの機能を持つ膵臓は、胃と脊椎の間にあり、紡錘形に近い形をしています。太くなっている十二指腸側は頭部と呼ばれ、先が細くなっている脾臓側は尾部と呼ばれています。膵臓がんのほとんどは頭部に発生します。
膵臓の周囲には重要な臓器があり、さらに血管が多いため、周囲へ浸潤したり、ほかの臓器への転移がおこりやすくなります。手術も難しく、死亡率の高い癌です。
昔の日本ではあまり多い病気ではありませんでしたが、食生活の変化によって、膵臓がんそのものの発生数が増え、慢性肝炎や膵石症、あるいは糖尿病などと関係があるとみなされるようになっています。
膵臓がんの症状
腹痛、体重減少、黄疸などが特徴的な症状ですが、そのほか悪寒や嘔吐、下痢、便秘などもみられます。
また膵臓の頭部や尾部など、癌が発生した部分で症状が異なります。膵臓頭部の場合は黄疸やよくおこり、尾部の場合は腹痛や体重減少がよくおこります。
膵臓がんの治療法
手術療法による治療が中心です。膵臓頭部の癌なら膵頭部や十二指腸を含めて切除し、尾部なら尾部切除が行われます。また、化学療法や放射線療法も行います。
受診科は外科、内科です。
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