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クループ
クループとは、細菌やウィルスに感染することでのどの奥に炎症が起き、腫れてしまう病気です。喉頭気管支炎とも呼ばれています。のどが腫れあがるため、呼吸がしにくくなり、ヒューヒューと音をたてて息をします。３か月から３歳頃までに多く起こる病気です。スポンサーリンク
クループの原因
クループは細菌やウィルスの感染によって起こりますが、ウィルス感染によるクループが多いようです。色々な種類のウィルスが原因で起こりますが、代表的な原因ウィルスは「パラインフルエンザウィルス」というものです。そのほか「RSウィルス」や、「インフルエンザウイルス」などでも起こります。空気中に漂うウィルスを子供が吸い込むことで発病します。
クループの症状
はじめは微熱、鼻水、のどの痛みなど、クループは風邪と似た症状で始まります。その後次第に咳が強くなり、「ケンケン、ケンケン」と犬が吠えているような音の咳をします。これは喉がむくんで腫れ、空気の通りが悪くなっているためです。これらの症状は夜に強く、朝になると少し良くなることが多いという特徴があります。喉が腫れるので声がかれたようになることもあります。
喉がさらに腫れてくると、空気の通り道が塞がれて呼吸困難を起こします。喘息や細気管支炎は息を吐くときに「ぜいぜい」「ひゅーひゅー」と音が鳴りますが、クループでは息を吸うときにひゅーひゅー音がするのが特徴です。
クループの治療法
治療は吸入器による吸入が効果的です。そのほか、炎症を止める薬を注射したり内服したりします。抗生物質は効果がありません。症状が強くなると呼吸が出来なくなって危険な状態になることがあるので、入院して酸素を吸ったり、水分を補給したりします。場合によっては人工呼吸が必要になるほど強い呼吸困難になることもあります。早めに受診することが大切です。ほとんどの子供が回復します。
受診科は小児科になります。
クループに関するQ&A
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