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ポリオ（急性灰白髄炎）
ポリオ（急性灰白髄炎：きゅうせいかいはくずいえん）とは、ポリオウイルスの感染で脊髄神経の灰白質という部分が病変を起こす法定伝染病のことです。スポンサーリンク
ポリオとは
ポリオウイルスの感染で脊髄神経の灰白質という部分が病変を起こすものです。
「小児まひ」とも呼ばれ、日本でも1960年代前半までは流行を繰り返していましたが、現在は、予防接種の効果で国内での自然感染は報告されていません。
しかし、現在でも海外（インド、パキスタン、アフリカの一部の発展途上国）ではポリオの流行があることから、これらの地域で日本人がポリオに感染したり、日本にポリオウイルスが入ってくる可能性があります。
ポリオの症状
１～２週間の潜伏期を経て、まず数日は発熱や頭痛など、かぜをひいたような症状があって、ウイルスが血液を介して脳・脊髄へ感染が広がり、麻痺を起こすことがあります。ただ、麻痺まで起きるのはごく稀で、多くの場合はかぜのような症状さえ出ずに、一生抵抗力（終生免疫）が得られます。
ポリオウイルスに感染すると５～１０％はかぜのような症状があり、発熱、頭痛、嘔吐があらわれます。また、感染した人の中で、１０００～２０００人に１人の割合で麻痺を起こすことがあります。一部の人には、その麻痺が永久に残り、麻痺症状が進行し、場合によっては呼吸困難によって死亡することもあります。
ポリオの予防法
日本では、かつては幼児によくおきる病気でしたが、予防接種が行われるようになってからはあまり発症することはなくなりました。しかし、海外ではまだ良く見られるので、家族での海外赴任などでは注意が必要です。ぜひとも予防接種を受けるべきです。
受診科は小児科です。
ポリオ（急性灰白髄炎）に関するQ&A
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