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尿失禁
尿失禁（にょうしっきん）とは、尿が自分の意思とは関係なく漏れ出してしまう病気です。スポンサーリンク
尿失禁とは
尿が、自分の意思とは関係なく漏れ出してしまうことを尿失禁といいます。せきやくしゃみ、重いものを持ち上げたときなどに起こる腹圧性尿失禁、トイレに行こうとして間に合わずに起こる切迫性尿失禁、何らかの病気が原因で膀胱に尿がたまったままになりあふれでてしまう溢流性尿失禁などいろいろなタイプがあります。
腹圧性尿失禁の原因
腹圧性尿失禁は尿道括約筋がゆるんでしまうことが原因でひきおこされます。尿道括約筋は普段膀胱の出口を締め付けて尿が漏れ出さないようにするための作用があり、排尿時にのみ締め付けを緩めます。
女性は男性に比べて尿道が短いし、男性ほど尿道括約筋が発達していないため、締め付けが緩みやすくなります。
しかも、尿道括約筋のコントロールに関係する女性ホルモンの分泌が閉経で低下したり、お産や加齢のために骨盤の筋肉が弱っている場合も、腹圧性尿失禁を起こしやすいといわれています。
切迫性尿失禁の原因
切迫性尿失禁は、自分の意思とは関係なく勝手に収縮運動をしてしまうことによっておこります。
脳血管障害を患っている患者さんが切迫尿失禁をおこすこともしばしばあります。
尿失禁に効く体操
ケーゲル法と呼ばれる骨盤底筋体操を正しく行えば腹圧性尿失禁の症状を改善することができます。
肛門の周囲の筋肉を５秒間強く締め、そして緩めます。この運動を下記の姿勢で20回ずつ繰り返します。朝・昼・夕・就寝前の４回に分けて毎日行うのがいいでしょう。
・仰向けの姿勢で
・仰向けになり背筋を伸ばした姿勢で
・机に手をついた姿勢で
・ひじ・ひざをついた姿勢で
尿失禁の治療
女性の腹圧性尿失禁は、比較的軽症であれば、先ほど説明した骨盤底筋体操で改善することができます。それでも症状が改善されない場合は医師に相談して下さい。切迫性尿失禁は膀胱の収縮運動を抑制するために平滑筋に作用する薬の服用で治療していきます。
尿失禁に関するQ&A
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