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全身性エリテマトーデス
全身性エリテマトーデスとは、全身性の炎症疾患の一種。多臓器障害を引き起こし改善と悪化を繰り返す慢性の病気です。自己免疫が大きく関連している事はわかっていますが、詳細な原因は現在でも不明です。スポンサーリンク
全身性エリテマトーデスの原因
膠原病のひとつで、全身に炎症が起きたり、全身の臓器に病変が起きる病気です。本当の原因はまだわかっていませんが、免疫異常、遺伝、ホルモン、環境などが関係することがわかっています。
直射日光が誘因となります。女性の発症率は男性の10倍で、発症年齢も20歳代が多くなっていますが、その原因は女性ホルモンのようです。
全身性エリテマトーデスの症状
症状は全身のものと局部のものに分かれます。全身症状としては、37.5度くらいまでの微熱、全身倦怠感などが続くことです。
局部症状としてもっとも特徴的なものが皮膚の炎症です。
なかでも顔の発疹は、両側の頬から鼻にかけて蝶が羽を開いたような赤い形で現れます。痛みやかゆみはなく、このような発疹は、手のひらや指あるいは足の裏にも出ます。また発疹が出ない場合もあり、関節の痛みが出たり、腫れたりもします。
また、抜け毛や口の中の粘膜や舌の変化を起こすこともあります。この病気は血管が炎症を起こすものなので、皮膚や粘膜の症状が多くなるわけです。また、妊婦の場合は早産や流産の確率が高まります。
この病気は全身性のものですから、たとえば貧血が進むと息切れやめまいが、また、心臓や胸に水が溜まると息切れや痛みが現れます。いったんこの病気にかかると、このように病変がたくさんの臓器に及ぶ恐れがあるので、できるだけ早く入院治療を開始する必要があります。
全身性エリテマトーデスの治療法
非ステロイド系の薬で炎症を抑えます。症状が重いときには、副腎皮質ステロイド剤で過剰な免疫反応を抑えます。また、皮膚炎症や腎臓病変には血管拡張剤などを使用します。
受診科は膠原病・リウマチ科、物療内科、アレルギー科、皮膚科です。
全身性エリテマトーデスに関するQ&A
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