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血清病
動物からとった血清を注射すると血清タンパク(抗血清)が抗原となって抗体ができ、抗原と抗体の免疫複合体となって血管壁などに沈着して腎臓や関節などの組織に障害を起こすことがあります。これを血清病(けっせいびょう)といいます。スポンサーリンク
血清病の原因
動物からとった血清を注射すると血清タンパク(抗血清)が抗原となって抗体ができ、抗原と抗体の免疫複合体となって血管壁などに沈着して腎臓や関節などの組織に障害を起こすことがあります。
かつては破傷風(はしょうふう)やジフテリアの予防や治療に馬の抗血清を使っていたために、血清病が多く発生しましたが、馬の抗血清を使わなくなってから破傷風による血清病はなくなりました。
血清病の症状
発熱、頭痛、全身倦怠感などのほか、じんましんのような発疹などがでます。また、腎炎や関節炎、リンパ節の腫れなどが起きます。アナフィラキシーショックを起こす場合もあります。
血清病の治療法
対症療法が中心です。発熱や関節炎には非ステロイド系の消炎剤を使用し、じんましんなどの皮膚症状には抗ヒスタミン剤を使います。さらに症状が重ければ副腎皮質ステロイド剤を使います。アナフィラキシーショックは緊急処置をします。
受診科は内科、アレルギー科です。
血清病に関するQ&A
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