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帯状疱疹（帯状ヘルペス）
帯状疱疹（たいじょうほうしん）とは、顔、胸、腹、上肢、下肢などの知覚神経の領域の左右どちらかに、虫刺されとよく似た紅斑のある水疱がずらっと帯のように長く現われる皮膚疾患です。スポンサーリンク
帯状疱疹の原因
身体の抵抗力が低下すると、知覚神経節に滞留していた水痘・帯状疱疹ウイルスが神経を通って皮膚に到達して皮膚が感染するものです。
帯状疱疹の症状
胸、腹、上肢、下肢などの知覚神経の領域の左右どちらかに、虫刺されとよく似た紅斑のある水疱がずらっと帯のように長く現われます。激痛を伴い、中高年者では神経痛の後遺症に長期悩むことがあります。
帯状疱疹の治療法
放置しても水疱が破れてかさぶたができ、数週間で治りますが、痛みには消炎鎮痛剤を使用します。初期のうちに抗ウイルス剤を内服します。一度感染すれば免疫ができて二度とかかることはありませんが、神経痛の後遺症を残すと難治です。
受診科は皮膚科、耳鼻科、麻酔科、眼科です。
帯状疱疹後神経痛とその治療
帯状疱疹の原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスは、水ぼうそうのウイルスと同じです。子供のときに水ぼうそうにかかり、それが治っても、ウイルスは神経節に潜んでおり、それが何かのきっかけで再活性化して発病にいたります。
帯状疱疹の特徴的な症状は、帯状に並んだ水ぶくれと神経痛ですが、皮膚症状がおさまっても、神経痛だけがいつもでも続くことがあり、これを帯状疱疹後神経痛といいます。
この痛みの原因は明らかになっていませんが、高齢者ほど多くみられ、強い痛みのために日常生活にも支障をきたします。
痛みの治療には内服療法、神経ブロック、レーザー療法などが行われますが、最近は弱い電流によるイオントフォーレシス療法も取り入れられ、効果を上げています。
痛みを伴わないこの治療法は、副作用もほとんどないため高齢者にも安心で、１年以上続いている神経痛にも有効だといわれています。また、この療法は、しみやこじわなどの素肌のトラブル対策に効果を発揮することでも知られています。
帯状疱疹（帯状ヘルペス）に関するQ&A
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