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抗核抗体
抗核抗体(こうかくこうたい)とは、真核細胞の核内に含まれる様々な抗原性物質に対する抗体群の総称 です。スポンサーリンク
抗核抗体検査の目的
膠原病各疾患の患者血清中には、その疾患に特有な自己抗体群が検出されています。
そのため、この検査は抗核抗体群のすべてを一括検出する第一次スクリーニング検査法で、この検査が陽性であれば次の段階として、どの種類の抗核抗体が陽性なのかを検査を進めます。また抗核抗体の陽性が確認された場合は、染色型(患者のもつ抗体が反応した核抗原が核内にどのように分布しているかによって描かれる紋様)も同時報告され、この染色パターンからおおよその対応抗体が推測できます。
関節痛・皮膚症状などがあり、膠原病やリウマチ性疾患が疑われる場合、若い女性などでは必須の第一次検査です。
FANA = 蛍光抗体による抗核抗体検査
抗核抗体の種類
抗DNA抗体:
SLE(全身性エリテマトーデス)に特異的(70~90%)
RIA法で測定
抗DNP抗体:
LE細胞現象を起こす抗体で、SLEに比較的特異性がある。
抗Sm抗体:
SLEの標識抗体と呼ばれるほど疾患特異性が高い。
抗RNP抗体:
リボ核タンパクに対する自己抗体で、混合性結合組織病(MCTD)に比較的特異性がある。
抗核抗体検査の基準値(正常値)
抗核抗体(判定) | 陰性(-) |
---|---|
抗核抗体(倍) | 40倍未満 |
異常な場合に疑われる病気
その他の自己免疫性疾患、各種膠原病(オーバーラップ症候群、シェーグレン症候群、強皮症、混合性結合組織病、自己免疫性肝炎、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発性筋炎・皮膚筋炎、関節リウマチ)、薬剤誘発性ループス
抗核抗体に関するQ&A
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