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インフルエンザ菌b型ワクチン(Hibワクチン)
Hibワクチンとは、インフルエンザ菌b型の感染による様々な疾患の予防のためのワクチンです。スポンサーリンク
インフルエンザ菌b型とは
インフルエンザ菌特にb型は、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの表在性感染症の他、髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な深部(全身)感染症を起こす乳幼児の重篤な病原細菌です。
日本では、インフルエンザ菌b型による髄膜炎は1996~1998年の後方視的および前方視的調査で5歳未満人口10万対8.6~8.9とされ、年間約600人が発症し、約30%が予後不良と推定されています。年齢的には4ヶ月以降で、1歳代が過半数を占めています。
Hibワクチンの概要
インフルエンザ菌は7種類に分類されていますが、重症例は主にb型のため、ワクチンとしてもこのb型が使われています。このワクチンは世界的に広く使われていますが、日本でも近年認可され使用可能となり、平成20年末に販売が開始されたところです。
接種スケジュールとしては、生後2~3ヶ月頃から4~8週間隔で3回接種を行い、概ね1年後に1回追加接種をします。DPTと同時に左右の腕に別けて注射することが勧められています。接種開始が7ヶ月以上12ヶ月未満の場合は通常初回2回、追加免疫1回、接種開始が1歳以上5歳未満の場合は通常1回と接種回数を減らすことができます。Hibへの抵抗力は3歳以降急速に上昇するので5歳以上でのワクチン接種は必要ないといわれています。
副反応としては、局所反応が中心で発赤(44.2%)、腫れ(18.7%)、しこり(17.8%)、疼痛(5.6%)が見られますが、DPTの副反応と同等くらいと考えられます。
インフルエンザ菌b型ワクチン(Hibワクチン)に関するQ&A
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