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麻疹（はしか）風疹二種混合ワクチン（MR）、麻疹ワクチン（M）、風疹ワクチン（R）
麻疹（はしか）風疹二種混合ワクチン（MR）、麻疹ワクチン（M）、風疹ワクチン（R）とは、麻疹や風疹を予防するためのワクチンのことです。スポンサーリンク
麻疹（はしか）風疹ワクチン（MR）について
麻疹（はしか）風疹二種混合ワクチン（MR）、麻疹ワクチン（M）、風疹ワクチン（R）とは、麻疹や風疹を予防するためのワクチンのことで、麻疹ウイルス、風疹ウイルスを弱毒化してつくったものです。
麻疹・風疹ワクチン（MR）の接種時期
１歳から２歳の間に麻疹や風疹にかかる可能性が高いので、１歳になったらなるべく早く１期の予防接種を受けるようにします。
なお、生後１２ヶ月未満に麻疹や風疹のワクチン接種を受けた幼児についても、１期予防接種の対象年齢に達した場合には、定期の予防接種を受けることができます。
２期の接種は、小学校就学前の１年間、いわゆる幼稚園、保育園の年長児が対象になります。
３期の接種は、１３歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間の子供（中学１年生）が対象になります。
４期の接種は、１８歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間の子供（高校３年生）が対象になります。
３期と４期の接種は、平成２０年度から５年間の措置となっています。なお、４月から６月までの間に受けることが望ましいとされています。
１期～４期において、麻疹や風疹の予防接種を同時に行なう場合は、麻疹風疹二種混合ワクチン（MR）を使用することとされています。
麻疹または風疹のいずれかに既にかかった子供の場合でも、麻疹風疹二種混合ワクチン（MR）を接種することができます。
なお、ガンマグロブリン製剤の注射を受けたことがある子供についての接種時期については、かかりつけ医に相談してください。
ワクチンの副反応（副作用）
麻疹（はしか）風疹二種混合ワクチン（MR）
副反応の主なものは、発熱と発疹です。３７．５℃以上３８．５℃未満の発熱は１期で約８．６％、２期で約３．４％にみられます。３８．５℃以上の発熱は、１期で１３．３％、２期で約４．５％にみられます。発疹は、１期で約６．６％、２期で約１．７％にみられます。
他の副反応として、注射部位の発赤・腫れ、しこりなどの局所反応、蕁麻疹（じんましん）、リンパ節膨張、関節痛、痙攣（けいれん）などがみられます。
これまでの麻疹ワクチン、風疹ワクチンの副反応のデータから、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳炎、痙攣などの副反応が、稀に生じる可能性もあります。
麻疹ワクチン（M）
麻疹ウイルスを弱毒化して作ったワクチンです。
ガンマグロブリン製剤の注射を受けたことがある子供についての接種時期については、かかりつけ医と相談してください。
定期の予防接種のワクチンの中では発熱率の比較的高いワクチンです。ウイルスが体内で増える期間の後（接種後５～１４日）に約５．３％に３７．５℃以上３８．５℃未満、約７．９％に３８．５℃以上の発熱、約６．０％に麻疹のような発疹が認められます。通常は１～２日で治ります。
また、発熱に伴う熱性痙攣（約３００人に１人）をきたすことがあります。その他、脳炎、脳症（１００万～１５０万人に１人以下）が知られています。亜急性硬化性全脳炎（SSPE）の報告もあります。
風疹ワクチン（R）
風疹ウイルスを弱毒化して作ったワクチンです。
ガンマグロブリン製剤の注射を受けたことがある子供についての接種時期については、かかりつけ医と相談してください。
風疹ワクチンも生ワクチンですから、麻疹と同じようにウイルスが体内で増えます。小児の接種では、接種後５～１４日までに約１．９％に３７．５℃以上３８．５℃未満、約２．７％に３８．５℃以上の発熱、約１．２％に発疹、約０．５％にリンパ節の腫れが認められます。予防接種を受けた人から周りの人に感染することはありません。
麻疹（はしか）風疹二種混合ワクチン（MR）、麻疹ワクチン（M）、風疹ワクチン（R）に関するQ&A
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